「常世の舟を漕ぎて(熟成版)」緒方正人/辻信一
何度も何度も読み返したくなる本っていうのは、いくつもあるけれど、この本はかなり最近手にとって、ものすごく(よい意味で)衝撃的だった本。
水俣のことも、福島のことも、辺野古のことも、すべては地続きであることを教えてくれる。
フェミニズムについての読書会をやっているのだけれど(2週間に1回のペースで、かれこれもう1年半ぐらいになる)、そこで産む権利・産まない権利について、優生思想についても学んで、自分の中ではまだ決着がついていない部分があるけれど、そういったところにも触れられている。
大事なこと、考えていくべきこと(どれもこれもかんたんにこたえは見つかりそうにないし、もしかしたら答えなんてないのかも)がたくさん詰まっている、本当にすばらしい本だと思う。
緒方さんについては「チッソは私であった」もぜひ読んでみたいなと思う。
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